建築文庫|サイトの構造と運用方法
― 図面・写真・書籍を安全に公開するための設計 ―
はじめに
建築文庫(kenchikubunko.com)は、
建築資料を整理・保存しながら公開するためのアーカイブサイトです。
このページでは、建築文庫が
著作権を守りながら建築資料を公開するための運用ルール
を説明します。
建築資料は、
- 図面
- 写真
- 書籍
など様々な媒体に分散しています。
しかし建築系サイトでは、
- 書籍図面の転載
- 雑誌図面の転載
- 建築写真の無断転載
など、著作権問題が非常に多い分野でもあります。
そのため建築文庫では、
資料の種類ごとに公開ルールを明確に分けて運用しています。
建築文庫の基本構造
建築文庫は次の3つの資料で構成されています。
建築文庫
│
├ 図面
├ 写真
└ 書籍
この3つは
著作権の扱いがまったく異なる
ため、管理方法も変えています。
1 図面(Revitで再構築)
建築文庫に掲載する図面は、
オリジナル図面をそのまま掲載するものではありません。
掲載する図面は
Revitで再構築した図面
です。
図面は次のプロセスで作成されます。
原図面
↓
図面解析
↓
Revitモデリング
↓
図面書き出し
↓
掲載
重要なのは、
原図面をそのままトレースして掲載するのではない
という点です。
建築文庫では、
原図面を資料として参照しながら
BIMとして建築を再構築した図面
を公開します。
掲載する図面の例
- 平面図
- 立面図
- 断面図
- 部位図
- BIM図
図面の出典表記
図面には必ず出典を記載します。
例
図面再構築:建築文庫
原資料:〇〇図面
必要に応じて
Based on original drawings
などを併記します。
2 写真(自分で撮影)
写真は
自分で撮影した写真のみ掲載
します。
理由は単純で、
建築写真の著作権は撮影者にある
ためです。
つまり
自分で撮影 → 掲載可能
他人の写真 → 原則掲載不可
となります。
掲載する写真の例
- 建築外観
- 内部空間
- 部位ディテール
- 材料
- 修理箇所
写真のクレジット
写真には次の表記を付けます。
Photo : 建築文庫
3 書籍(表紙のみ)
書籍は
表紙のみ掲載
します。
これは
書影紹介
という扱いになります。
掲載例
書籍名
著者
出版社
出版年
例
Frank Lloyd Wright
Author : Bruce Brooks Pfeiffer
Publisher : Taschen
表紙画像は次のいずれかを使用します。
- Amazon
- 出版社
- 自分で撮影
本文の転載について
書籍の
- 図面
- 写真
- 本文
の転載は、基本的に行いません。
ただし、
批評・研究の目的で必要最小限の引用
は、著作権法の引用規定に基づき可能です。
建築文庫では
引用の必要がある場合でも
- 出典の明記
- 主従関係の明確化
など、引用ルールを守ることを前提とします。
建築サイトで非常に多い著作権ミス
建築系サイトでは、次のミスが非常に多く見られます。
ミス1
書籍の図面をそのまま掲載
よくある例
建築史の本
↓
図面をスキャン
↓
ブログ掲載
これは
完全な著作権侵害
になります。
ミス2
建築写真を無断転載
Google画像検索で見つけた写真を
出典:Pinterest
出典:Google
などと書いて掲載するサイトがあります。
しかしこれは
出典を書いても違法です。
写真は
撮影者の著作物
だからです。
ミス3
建築雑誌の図面転載
例えば
- 新建築
- GA
- a+u
などの図面をそのまま掲載する行為。
これも
著作権侵害
になります。
ミス4
CAD図面の転載
建築サイトでは
- CADデータ
- PDF図面
をそのまま掲載する例があります。
しかしこれらは
設計者の著作物
です。
ミス5
Google画像検索の転載
これも非常に多い問題です。
Google画像
↓
保存
↓
ブログ掲載
しかし
Googleは
画像検索サービス
であり
画像の著作権者ではありません。
建築文庫の安全な運用ルール
建築文庫では、次のルールを徹底します。
| 資料 | 掲載方法 |
|---|---|
| 図面 | Revitで再構築 |
| 写真 | 自分で撮影 |
| 書籍 | 表紙+出典 |
そして
すべての資料に出典を記載
します。
建築文庫の目的
建築文庫は
建築資料を安全に共有するためのアーカイブ
です。
建築情報は
- 図面
- 写真
- 文献
に分散しています。
建築文庫では、それらを整理し
BIMと結びつけて理解すること
を目的としています。
まとめ
建築文庫の運用ルールは次の通りです。
| 資料 | 掲載方法 |
|---|---|
| 図面 | Revitで再構築 |
| 写真 | 自分で撮影 |
| 書籍 | 表紙+出典 |
そして最も重要なのは
著作権を守ること
です。
建築サイトでは著作権違反が非常に多いため、
建築文庫では
安全な資料公開方法
を前提に運用しています。

