Solibri Anywhereで担当者が変わっても情報を引き継ぐ方法
― 文化財管理の“属人化をなくす”基本操作 ―
■ はじめに
文化財施設では、
- 担当者が異動する
- 外部業者が変わる
- 記録が引き継がれない
👉 情報が人に依存してしまう問題があります。
Solibri Anywhereを使うと
👉 情報を「人」ではなく「建物(部材)」に持たせることができます。
■ できること(重要)
- 部材ごとに履歴・情報を確認
- 写真・資料をその場で確認
- 誰でも同じ情報にアクセス
👉 引き継ぎ資料が不要になる
■ 操作の全体イメージ
👉 やることは3ステップ
- モデルを開く
- 部材をクリック
- 情報を見る
■ 手順① モデル(SMCファイル)を開く
▶ 操作
- Solibri Anywhereを起動
- 「開く」からSMCファイルを選択
▶ ポイント
👉 このファイルにすべての情報が入っています
■ 手順② 確認したい部材をクリック
▶ 操作
画面上で
- 壁
- 柱
- 屋根
- 装飾(石材など)
をクリック
▶ ポイント
👉 「この部材の履歴を見る」という操作
■ 手順③ 左側の情報(プロパティ)を見る
▶ 操作
画面左側の
👉 「情報(プロパティ)」欄を確認
▶ 確認できる内容(例)
- 修理履歴(いつ・何をしたか)
- 使用材料
- 写真・資料リンク
- 担当業者
👉 これが引き継ぎ情報そのもの
■ ■ 引き継ぎの実務フロー(重要)
▶ 従来(問題あり)
- Excelを渡す
- 口頭で説明
- 資料を探す
👉 情報が抜ける・伝わらない
▶ BIM運用(推奨)
- SMCファイルを渡す
- 開いてクリックするだけ
👉 誰でも同じ情報が見える
■ ■ 実務での使い方
▶ ケース① 新任担当者
「何も分からない状態」
👉 モデルを見るだけで理解できる
▶ ケース② 外部業者
「過去の修理内容を知りたい」
👉 部材クリックで確認
▶ ケース③ 長期管理
「10年後でも分かるように」
👉 IFC+SMCで情報保持
■ ■ よくあるつまずき
❌ 情報が入っていない
→ 原因
👉 Revit側で未入力
❌ 見方が分からない
→ 解決
👉 「クリック → 左を見る」だけ
❌ ファイルがどこにあるか分からない
→ 解決
👉 共通フォルダで管理
■ ■ 重要な考え方
▶ NG
👉 情報を人が持つ
▶ OK
👉 情報を部材に持たせる
■ ■ 必要な情報(最低限)
- Repair_Date(修理日)
- Repair_Content(修理内容)
- Material(材料)
- Photo / Document(資料)
👉 これをRevitで入力 → IFC → Solibri
■ ■ まとめ
引き継ぎとは
👉 「説明すること」ではない
■ 結論
文化財管理では
👉 「誰でも同じ情報にアクセスできる状態」を作ることが重要
Solibri Anywhereを使えば
- 引き継ぎ資料不要
- 教育コスト削減
- 情報の抜け漏れ防止

