文化財×BIM|連載一覧
ー 文化財を、未来に応えるBIMへ ー
本連載では、「文化財×BIM」を
単なるモデリング技術ではなく、
文化財の情報を、どう設計し、どう引き継ぐのか。
そして、どう未来に応え続けるのか。
という問いとして整理してきました。
思想から始まり、
ケーススタディを経て、
設計・運用・制度・未来へ。
全20回を、以下に一覧します。
連載予告|文化財×BIM ▶︎読む
― 文化財を、未来に応えるBIMへ
第1部|思想編
― なぜ文化財にBIMが必要なのか
第1回|文化財とBIMにある距離とは何か ▶︎読む
― なぜ両者はすれ違ってきたのか
第2回|文化財建築は「情報の集合体」である ▶︎読む
― 形ではなく、情報を引き継ぐということ
第3回|文化財×BIM における「正確さ」とは ▶︎読む
― 数値の正確さと、解釈の正しさ
第4回|再現しないという選択肢 ▶︎読む
― 文化財×BIMにおけるモデリング思想
第5回|文化財×BIM は誰のためのものか ▶︎読む
― 専門家のためか、未来のためか
第2部|ケーススタディ編
― ルイス・バラガン邸 × BIM
第6回|なぜルイス・バラガン邸をBIMで扱ったのか ▶︎読む
― 思想を実証するケーススタディとして
第7回|何を作り、何を作らなかったのか ▶︎読む
― 再現の範囲を決めるという責任
第8回|判断・仮説・未解明をどうモデルに残したか ▶︎読む
― 確定しない情報の扱い方
第9回|このBIMは、誰にどう使われうるのか ▶︎読む
― 利用者を限定しないという設計
第10回|ケーススタディから見える文化財×BIMの限界と可能性 ▶︎読む
― 万能ではないからこそ成立する枠組み
第3部|実装編
― 文化財×BIM の設計原理
第11回|文化財×BIM は「情報設計」から始まる ▶︎読む
― モデリング前に決めるべき5つの問い
第12回|文化財×BIM におけるLODとは何か ▶︎読む
― 作り込みすぎないための判断基準
第13回|「壊れる前提」で設計する文化財×BIM ▶︎読む
― 修理・更新・解釈変更に耐えるモデル構造
第14回|文化財×BIM におけるパラメータ設計 ▶︎読む
― 「正解のない建築」をどう記述するか
第15回|文化財×BIMは完成させないためにある ▶︎読む
― 情報を更新可能にしておく設計思想
第4部|運用編
― 誰が、いつ、どう使い続けるのか
第16回|文化財×BIMは誰が使い続けるのか ▶︎読む
― 運用の仕組みを設計する
第17回|運用されないBIMは、なぜ生まれるのか ▶︎読む
― 失敗は完成後ではなく、設計段階で決まっている
第18回|引き継がれるBIMの条件 ▶︎読む
― 未完成であることを前提にした情報設計
第19回|文化財×BIMと制度は両立できるのか ▶︎読む
― 固定化された制度と更新される情報のあいだ
第5部|展望編
― 文化財×BIMはどこへ向かうのか
第20回(最終回)|未来に応える文化財×BIMとは何か ▶︎読む
― これから私たちは何を問うのか
この連載の読み方
- 初めての方へ
第1回 → 第5回 → 第10回 → 第20回(最終回) - 保存修理関係者の方へ
第3回 → 第8回 → 第13回 → 第18回 - BIM実務者の方へ
第11回 → 第12回 → 第14回 → 第15回
本連載を通して
文化財×BIMは、
「BIMを導入するかどうか」を議論するためのものではありません。
文化財に宿る情報を、
誰が、どのように受け継ぎ、
どのように未来へ手渡していくのか。
本連載は、その問いを考えるための試みです。
文化財×BIMを、「導入する技術」としてではなく、
「文化財の情報を未来へ手渡すための設計行為」として捉え直すこと。
その考え方が、これからの保存・修理・活用を考えるための
一つの視点となれば幸いです。
「文化財×BIM」という考え方については、
こちらで整理しています。
実際のプロジェクトにおける構成や判断については、
Case Study に記録しています。